いつも‥というかこれまでの2回のアコギのおっちゃん東京公演時、
大阪からお客さんが遠路はるばる見に来てくれてたんやけど、
その度に鼠の国の土産袋を片手にやってきてたので悔しくって。
何が悔しいって、
【鼠の国に行くついでにおっちゃん見に来てる】
のが悔しいんやなくて、
【俺も行きたい!】
っていう悔しさ。
だから今回の東京公演時こそは俺もついでに行くんやーっ!
って決め込んでて。


そりゃーもう勇んで行ってきましたよ、鼠の国に☆
でも平日やってのにやっぱえらい混んでんの。
人気のアトラクションは120分待ちなんて当たり前、
一番行きたかったホーンテッドマンションなんて160分待ち。
しかもファストパスのええ感じの使い方を失敗して、
ホーンテッド〜は早々とファストパス受付が締切りに…。
ま、ウダウダ言うても仕方ないんで並ぶ事に。
140分待ちですよ、あなた。
「並ぶのが仕事」やもんね、鼠の国ってーやつは。
しかしまぁ日本人って人種は並ぶのが好きなんやね、
ラーメンでも平気で並んで食うたりするもんな。
変なの。


とにかく、140分待ちの間ただボケーっと突っ立ってたって芸が無い。
どないしてやろーかと考えてると、
前列に並んでる母親に抱かれながらこちらを凝視する赤子を発見。
とりあえずこの赤子を笑わすことが使命だ!
などと勝手なルールを作成。
顔をこれでもかと歪めてみたり奇声を発したりするものの、
この赤子はなかなかのつわものでクスリともしない。
でも、さぞ不細工な顔やったのか赤子の母と父、赤子のお姉ちゃん2人からはクスクスと笑い声が。
うーむ、よく見ると3人の娘ではないか。
3人の娘達が年頃になると、さぞかしお父さんは疎外感を感じながら生活していくんやろーなぁとか思うと切ない。
家族で♂独りは寂しいやろうに。
こうなったら娘達よりも俺と年の近いはずのお父さんと仲良くなって世間話を140分‥
とか思ってたら長女と次女が戯れてきた。
せっかくなんで…
「年はいくつ?」だの、
「どっから来たの?」だの、質問してみたり。
で、それを機にお父さんとお母さんと話をしてみると‥


◇埼玉から来てる。
◇今日は埼玉県民の日で、県民は祝日(ほんまに?)。
◇埼玉県民は、県民の日は鼠の国に入るのが安い。
◇8歳、5歳、2歳の3人娘。
◇お父さんは37歳。


等々が発覚!
なるほど、だから平日やのにこんなに混んでたんやね。納得。
そしてお父さんはやはり思った通り俺と同世代!
これは140分待ちの間も同世代トークでなんとかなるか、
とか思うも、それからはもうお父さんお母さんはそっちのけで、
娘達と戯言を延々と140分。
どこかで、何かの拍子に長女と次女のスイッチが入ったらしく、
止まらないお喋り。


二人の首から下がってた新世代たまごっちの説明を熱心に聞いてみたり、
俺の前歯が一本無いのは
「乳歯が抜けただけで、また生えてくるん。人間は死ぬまでに計3回歯が生えかわるんやで!」
なんて嘘を教えてみたり。
「俺は今日プーさんとグーフィーとリスの二人(名前知らんぞ。)に会ったねん!」
と子供相手に自慢してみたり。
ホーンテッドマンション恐いでぇ〜。泣くんちゃうかぁ〜?」
ってビビらせようとしたら、
「恐くないよ。だってディズニーぢゃん。」
みたいなドライな返答に戸惑ったり…。
そんなこんなで、家族達のおかげであっという間に140分は過ぎ、
いざホーンテッドマンション内部へ。
お父さんの腕の中、次女がシクシクとグズりだすのを横目に、
「ジャック〜!」
「サリ〜!」
と、はしゃぎたおす33歳の俺。
出口で家族に別れを告げ、
本日最後のパレードが照らす光の中、
「もし将来、俺が結婚をして子供を授かるのなら…娘もアリやなぁ‥」
なーんて勝手な想像をしながら秋の夜は更けていくのでありました。


テレビでやってた美味そうなハンバーグの店に寄って食事。
ご飯おかわり自由!良い!
ハンバーグの中から出てくるクリームソースとデミグラスソースが混ざってなんともいえない美味♪
食後のカフェオレがまた格別☆
今日も満腹感満載でホテルへ帰る。
いっぱい歩いたから明日は足がえらいことになりそうやし半身浴してから就寝。


明日は鼠の海国ぢゃいーっっ!!!