533番

☆☆☆ 533番、アコギのおっちゃん歌います!
「この世の終わり」パート1、R-1バージョン!!


大阪はミナミ、NGKスタジオにてR-1ぐらんぷり一回戦。
なんと朝9時に起床。何を焦ってるんだか。
昨日のイベント時の予行演習でとちりまくったもんやから焦ってんのな。
情けない…ほんま終わってから考えてみたらそんなことせんで良かったものを。


早起きしてカンペ無しで歌えるように歌詞を覚え、フリのセリフも丸暗記。
1時間ほどで飽きて別日のネタを書いてみたり。
やっぱ落ち着いてないのな。これもわかったのは後で考えてみたら、ですが。


NGKに入り。とてつもない空気の会場の雰囲気を見てビビる。
この時点で負けてたか…?!
しっかり覚えたはずの歌詞を思い出してみる→出てこない→パニクる→思い出す→歌う→出てこない→パニクる…。
これを何度も繰り返す。完全に緊張しまくってる。
そのくせ変に強がってみたり。それも自分でわかりつつ。
なんじゃこの感じは。恐い。逃げたかった。
そして逆に、逃げてたまるか。楽勝じゃ。お前ら全員ギター持ってステージ上がったことあるんか。
等とわけのわからん屁理屈をかってにこねては納得してみたり。


本番。出番時間がやたらとまいてる。なんか損した気分。
ま、これも完全なる言い訳。
フリと歌詞、98%完璧。余計な歌詞を入れて歌ってしまう。これはまぁご愛嬌。
そして歌詞を1ヵ所とちったのも俺本人にしか絶対にわからない場所。
昨日の予行演習を考えれば拍手もの。
だが、ボツ。
何故か?
考えてみる。


まず、緊張しまくっていたこと。
びっくりするぐらい緊張した。久しぶりに手が震えた。
これは確実に見てる側に伝わる。これはもう完全に笑う空気ではなくなる。
芸人カブレな事をしでかす。いつも通りのことをせずにネタっぽく作ってしまう。
素人が何を生意気に、この一言に尽きる。
そしてやはり俺本人が楽しめてなかった、のか。
考え出したらきりがない。
極論、審査員の目にはとまらなかった、おもしろくなかった。
それでしょう。


勉強になった。それに尽きる。
この一日、この一日の為にしてきたこと、そして出番が終わってからのこの気持ち。
これは誰にでも同じように経験出来る事ではない、そう確信している。